混雑を避けてゆっくりデートしたいカップル必見。6月の京都は観光客が一気に減り、二人の距離が縮まる絶好のシーズンです。ミモザのカップルプランで男性も決まる着物・浴衣選びと、東山の穴場5選を実体験で紹介します。
③記事本文
彼と付き合って3年目の記念旅行で、初めて2人で京都に行きました。
正直、京都は学生時代に修学旅行で来たきりで、彼にいたっては初京都。「人多そうだし、どうせ着物着ても絵にならないかも」って2人とも半信半疑だったんですけど、行く時期を6月にしたのが正解でした。
桜も紅葉もない、観光のオフシーズン。観光客がぐっと減るぶん、カップルでゆっくり歩ける街に変わってました。
6月の京都が、カップルに優しい3つの理由
ひとつ目は、混雑が一段落していること。ゴールデンウィークが終わって梅雨入り前後の6月は、清水寺や八坂神社みたいな定番スポットでも、3〜4月のような行列が起きにくいです。
ふたつ目は、写真映えする時期だけど派手すぎないこと。新緑と紫陽花がしっとり背景に入るので、桜や紅葉の派手さに頼らなくても絵になります。控えめな2人にはむしろ合います。
みっつ目は、宿の値段がオフシーズン価格に近づくこと。6月は観光業界的にもオフ寄りなので、ハイシーズンに比べるとホテルが取りやすく、安く泊まれます。1泊2日で予算が同じなら、ご飯のグレードを上げる選択肢が出てきます。
ミモザのカップルプランで揃えるとラク
ミモザにはカップル2人で6,000円のカップルプランがあります。男性は羽織袴、女性は着物または浴衣から選べます。
カップルで行くと、お互いの色合わせをスタッフが一緒に考えてくれるのがありがたかったです。私たちは「揃えすぎず、並んだときに違和感がない」方向で相談したら、彼が深い藍の羽織、私がくすみピンクのレース着物、っていう組み合わせに落ち着きました。
着付けの時間中、彼が初めて袴を着る顔をしてて、それが意外と可愛くて、もうこの時点で旅の半分くらい満足してました。
ヘアセットは別料金で1,500円なので、オプションでつけるかどうかは予約のときに決めておくとスムーズです。私は朝のうちにホテルで自分でやってきたので、ミモザでは着付けだけお願いしました。
6月限定、東山の穴場5選
定番スポットを外して、6月の東山でカップルに静かに歩いてほしい場所を5つ。
ひとつ目は、高瀬川沿いの遊歩道。鴨川と先斗町のあいだを流れる小さな川沿いで、観光客が一気に減ります。柳の新緑と水面の組み合わせが、桜の時期とは違うしっとりした絵になります。
ふたつ目は、知恩院の三門。京都最大級の三門で、その大きさを下から見上げる体験は写真に残しにくいけど、記憶には残ります。三門前の石段は、午後の遅い時間ほど人が減ります。
みっつ目は、円徳院の北側通り。高台寺のすぐ南なんですけど、メインのねねの道から1本逸れるだけで、観光客がほぼいない路地が現れます。土壁と石畳の感じが、写真の背景としてかなり優秀です。
よっつ目は、八坂神社の本殿裏。本殿前は人が多いんですけど、回り込んで裏に行くと、ぐっと静かになります。摂社末社が並んでて、それぞれの前で2人で手を合わせる時間が、結果的にいちばん「2人っぽい」記憶になりました。
いつつ目は、鴨川の三条〜四条河原。河原に降りるカップルが等間隔で座ってる「等間隔の法則」で有名な場所です。6月の夕方は風が涼しくて、座って話してるだけで日が沈みます。
5つのうち、特に午後遅くから夕方にかけて回るなら、円徳院の北側通り→八坂神社の本殿裏→鴨川河原、という流れがおすすめです。観光のメインストリームから外れて、メイン→裏→水辺、という導線で2人の会話の温度がじわじわ上がっていきます。
男性の着物・羽織袴で気をつけること
カップルで着物を着るとき、いちばん難しいのは男性側です。ミモザの羽織袴を選ぶときに、いくつかコツがあります。
まず、色は深い色を1点入れるとシルエットが決まります。深い藍、墨色、焦茶あたりが鉄板です。淡色だけでまとめると、女性側の淡色と並んだときに「2人とも溶けて」見えるリスクがあります。
次に、足元の草履は事前にサイズを確認しておくこと。男性は普段から鼻緒のある履物に慣れていない人が多いので、当日初めて履くと足の指が痛くなりがちです。お店で着付け後に少し歩いてみて、違和感があればその場で調整してもらえます。
最後に、写真の構図。男性は基本的に女性の半歩後ろを歩くと、写真にしたときに自然なバランスになります。並んで撮るときは、女性が手前で1〜2歩前、男性が斜め後ろくらいの位置だと、2人とも輪郭がきれいに残ります。
セルフタイマーで2人で撮る場合は、お互いが少し体を斜めに向けて、視線をカメラから外すと自然な雰囲気になります。お互いを見るとちょっと作りすぎ感が出るので、何でもない方向を見るくらいがちょうどいいです。
彼と歩いた6月の1日
朝10時にミモザに着いて、お互いの色を選んで、着付けまでで1時間半くらい。彼が袴姿で出てきたとき、思わず笑ってしまったんですけど、彼は彼で「これけっこういい」って嬉しそうにしてました。
最初に向かったのは八坂神社。本殿でお参りしたあと、本殿裏の摂社を1つずつ回って、結局40分くらい滞在してました。観光ガイドだと「八坂神社=15分」みたいな扱いなんですけど、6月の平日に行くと、こういう寄り道の時間が自然に生まれます。
お昼は四条河原町の和食屋で、ゆっくりランチ。着物姿で座敷に通されると、店員さんから少し丁寧に扱われる感じがあって、それも旅のいい体験でした。
午後は高瀬川沿いと先斗町を歩いて、夕方に鴨川の河原まで降りて1時間くらい座ってました。彼が「京都って思ってたより歩きやすいね」って言って、私が「6月だからだよ、夏休みになったらこの河原もパンパンだから」って返したのを覚えてます。
途中、知恩院の三門の前で立ち止まったとき、彼が黙って三門を見上げてる横顔を撮った1枚が、その日いちばん気に入った写真になりました。観光客が一人もいない時間帯で、本人もたぶんその大きさにちょっと圧倒されてて、それが袴姿に妙に合ってました。
まとめ
6月の京都は、カップル旅行のオフシーズン的なシーズンです。
人混みのない定番スポット、しっとりした新緑の背景、リーズナブルな宿、そしてミモザのカップルプラン。条件が揃いすぎてて、これで絵にならない方が難しいくらいでした。
桜や紅葉の時期に行くのも当然いいんですけど、2人でゆっくり歩く前提なら、6月の京都は意外と本命です。彼が「次はもう少し長めで」って帰り道に言ってくれて、それがいちばんの結果でした。
人混みの中でつないだ手より、誰もいない路地で何でもなくつないだ手のほうが、後から思い出したときに残るんだなと、家に帰ってから写真を見返して思いました。