修学旅行で八坂庚申堂を着物で。京都・東山で友達と撮る、色が詰まった一枚の景色
作成日:2026.5/12

修学旅行で八坂庚申堂を着物で。京都・東山で友達と撮る、色が詰まった一枚の景色

八坂庚申堂の天井は、色でいっぱいです。赤・黄色・ピンク・緑の布玉が、手が届かないくらいの高さに密集して吊るされています。

これが「くくり猿」という、日本最古の庚申信仰の霊場ならではのお守りで、着物で立った瞬間にこの天井に呑み込まれたみたいな写真が撮れます。清水寺から徒歩5分の場所にあって、修学旅行の自由行動で15分だけ足を伸ばすだけで、制服では絶対に撮れない1枚が残せます。

学生プランなら3,000円前後でヘアセット込みで借りられる店もあって、この価格は結構助かります。クラスメイトがみんな清水坂で土産を物色してる時間に、自分たちだけ1本裏に入って静かなお堂で写真を撮ります。その選択だけで、修学旅行の記憶の残り方が普通に全然変わってきます。

八坂庚申堂ってどんな場所

清水寺の人混みから少し外れたところに、カラフルな手まりみたいな「くくり猿」が天井からぶら下がるお堂があります。これが八坂庚申堂です。

願いごとをひとつ叶えるために、欲をひとつ我慢する、みたいな意味合いのお参りで、くくり猿はその願いを書いて結ぶお守りの形をしています。赤、黄色、ピンク、緑、色とりどりの布玉が天井に密集してるので、どこを切り取っても写真映えします。

猿の手足をくくって動けないようにした姿が由来で、走り回る猿を人間の欲望に例えて、その欲望を抑えることで願いが叶う、という考え方が残ってます。自分が諦めたい癖とか、我慢したいことを書いて結ぶのが本来の作法なので、「テスト頑張れますように」くらいで書くのも普通にアリです。布玉は好きな色を選べるので、着物の帯の色と合わせて撮ると全体が揃って見えます。

清水寺から八坂通を抜けてきたら徒歩5分、八坂の塔のすぐそばです。境内はそんなに広くないので、撮影で長居するより、さっと入ってさっと抜けるくらいがちょうどいいテンポです。

高校生にハマる写真の撮り方

くくり猿の下で撮ると、着物がどんな色でも背景の色のほうが強くなります。だから着物の色は控えめでも派手でも大丈夫です。むしろ地味めの色のほうがくくり猿の色が引き立って、写真全体のバランスが取れます。

レース着物は背景の色をそのまま乗せてくれるので、若い人にダントツ人気です。学生プランでも普通はレース着物が含まれてるお店が多いので、予約のときに「レース着物で」って伝えるとスムーズです。

撮影のポーズは、手を伸ばしてくくり猿に触れる瞬間とか、見上げてる横顔とかが定番です。友達と3人くらいで立つと、ひとりが背景に溶け込みすぎず、全員がちゃんと映ります。

光は境内の屋根で遮られてるので、フラッシュなしだと少し暗くなります。iPhoneならナイトモード、Androidなら明るさを少し上げるだけでいい感じに写ります。スマホで十分です。

加工は、VSCOやLightroomの淡色プリセットを軽くかけるくらいが一番きれいに仕上がります。くくり猿の色が強いので、彩度を上げすぎると写真全体がギラッとなるので、むしろ彩度は少し下げ気味で、シャドウを持ち上げるとバランスが取れます。SNSにあげるならストーリーは縦構図、フィードは正方形で切ると着物と背景の比率が整います。

あと、境内は他の人も写真を撮りに来てるので、場所取りで長時間粘るのはやめておいてください。1枚目をさっと撮って、気に入らなかったら少し外に出て待つ、くらいの回転で動くほうが結果的に全員いい写真が撮れます。ここで焦って「もう一枚もう一枚」ってなると、表情が固くなるのが写真に全部出ます。

清水寺から八坂庚申堂までの半日コース

朝早めに着物に着替えて、まず清水寺へ向かいます。清水坂と三年坂を上っていく道は朝は空いてて、着物で歩くにはちょうどいい時間帯です。

清水寺の本堂を見て、地主神社に寄って、お参りが終わったら三年坂を降りて二年坂へ進みます。二年坂の石畳は着物との相性がとにかくいいので、途中で友達に写真を撮ってもらってください。

そのまま八坂通へ下りていくと、左手に八坂の塔が見えてきます。塔の下で何枚か撮って、その隣の八坂庚申堂に入ります。ここまで徒歩1時間弱です。

撮影を済ませたら、ねねの道を歩いて高台寺方面へ向かいます。途中に文之助茶屋があって、着物で座敷に座ってわらび餅を食べるのがちょうどいい休憩になります。友達3人でも並んで入れます。

ランチは、このエリアで探すより、少し歩いて円山公園の近くまで下りると、高校生の予算でも入れる和食店や定食屋がいくつか見つかります。マップで「祇園 ランチ 1000円」とか「八坂神社 和食 ランチ」で検索するとだいぶ絞り込めます。着物で入るならカウンターより小上がり席のほうが楽なので、予約時か入店時に相談してみてください。

お土産は、このエリアは老舗の和菓子と京漬物が点在してるので、修学旅行の自由時間のラスト30分を使って回ると無駄なく買えます。八坂神社に抜ける参道沿いに、生八つ橋や抹茶クッキーの本店があるので、そこでまとめて買って荷物が重くならないように気をつけてください。

石畳は草履だと滑るので、雨上がりは小股で歩いたほうがいいです。あと、住民の生活道路になってる細い路地では、道を塞いでの撮影はNGです。グループで盛り上がってると特につい忘れそうになるので、頭の片隅に置いておいてください。

修学旅行の自由行動で友達が「着物にしない?」って言い出して

3日目の自由行動の朝、ホテルのロビーで「着物で回らない?」って自分から切り出しました。予算のことが頭にあって前日までは言えなかったんですけど、前夜にスマホで学生プランを調べたら3,000円で収まりそうだったので、朝食のタイミングで提案しました。

でもお店に寄って「高校生で3人なんですけど」って聞いたら、学生プランが3,000円でヘアセットまで込みで借りられるって言われて、結局全員着替えました。スタッフさんに「若い子に人気なのはこれ」ってレース着物を出してもらって、くすみ系の帯と組み合わせて30分くらいで完成しました。

八坂庚申堂でくくり猿の下で撮った写真は、正直、修学旅行で一番気に入った一枚になりました。人混みの清水寺とはぜんぜん違う、静かで色だけが映る瞬間が撮れたんです。時間がなくて予算もない高校生でも、このコースは全然いけます。

帰りの新幹線の中で3人で写真を見返して、くくり猿の下で撮った1枚が結局いちばんLINEのアイコンにも加工しやすいサイズに切れて、今もグループのトプ画になってます。着付けから撮影まで3時間くらいしかなかったんですけど、制服での集合写真よりもその日の記憶がずっと濃く残ってます。予算も3人で合計1万円以内に収まって、修学旅行のお小遣いの範囲でちゃんと1日を作れたのも後から効いてきました。親から渡された予算内で収まったので、追加で何かねだる必要もなくて、自分たちで組んだ1日という感覚が強く残りました。

まとめ

八坂庚申堂の着物映えは、清水寺の定番ルートにちょっと足すだけで楽しめる高校生向けのコースです。

学生プランで3,000円前後、レース着物とくすみ系の帯、3人くらいの友達グループ、朝早めの移動、この4つを揃えれば、制服の集合写真とは違う一日の記録が残せます。

次の京都、清水寺で写真撮って土産買って終わる修学旅行にするんじゃなくて、八坂庚申堂で着物の写真を1枚だけでも残してみてください。制服で撮った集合写真と、くくり猿の下で撮った1枚を並べて見返してみると、記憶の濃度がぜんぜん違うことに、数年経ってから気づきます。

アクセス 京都・清水寺 徒歩10分
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